メモ186
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愛のむきだし


ヒューマントラスト渋谷で現在行われている園子温監督特集の
第1弾として、観てきました。
実際の劇場上映時期は、2009年の年始あたりだったので、まさに2年前。
今月末に、監督の最新作が公開するので、その事前特集といった形なのだと思う。

一言、おもしろかったです。
237分という、長尺にも関わらず、退屈せず観ることができたのは
きっとその展開の激しさと、そのむきだし具合に、引き込まれていったから。
そう、本当に、笑ってしまうくらいのむきだし映画でした。本能が。


大きく言えば、ボーイミーツガール。
そしてその中で散りばめられているさまざまなキーワード。
暴力、宗教、盗撮、変態、そして愛。
全ての感情が、あらわになって展開されていく。
人は、そうやって生きることで変態足り得るのかもしれない。
だからこそ、登場人物たちは、自分の異常さを肯定しながら進んでいくのかもしれなかったんだ。とかなんとか。



今この時分、愛をむきだしに生きることができているのだろうか。
なんて、帰り道考えていました。自問自答。

また、愛と恋って、どう違うのだろうか。なんて。
「愛」は、心が中心に存在する、真心として、人間的/精神的とされ、
「恋」は、心が下に存在する、下心として、動物的/身体的に捉えたりすることが、あるとしたら。
この映画で表現したかったのは、「愛」なのか「恋」なのか。
本当は、「恋」だったんじゃ、ないのだろうか。なんて。


だからこそ、「愛のむきだし」というタイトルは、
不可思議で、異常なものになってくるんじゃないのかな。
そこが魅力的に映り、変態の集まりばかりである映画業界的評価が異常に高い、のだろう。

実際、この物語は自己投影できるような内容では一切なく。
大きくフィクションであり、コミカライズされたその中で表現されているから、おもしろいのだと思う。
4時間なんて、あっという間なのだ。
インディーズ映画的、エンターテインメント、ここに。と。
役者が本気で演じれば演じるほど、滑稽に、狂気に、そしてラストシーンへと帰結していく。
だからね、よかった。少しだけ、最後は何とも言えない感じだったけれど。


最後に、「悪人」でも素敵な演技を披露していた満島ひかりは、
今後どんどん映画女優として出てくるんじゃないのかと感じたのは、事実。
可愛かったです。
あと主演の西島隆弘は、男版堀北真希にしか見えなかった。


DVDではなく、映画館で観るのをお勧めしたい。そんな映画でした。
DVDで観るなら、ノンストップで観ることを、お勧めします。
あー、そうだね。今年は、沢山の映画を、観に行きたいし、観に行こう。
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by arittakewinds | 2011-01-09 12:13 | memo
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