メモ189
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その街のこども


観てきました。
場所は東京都写真美術館。
通常の映画館ではなく、この美術館内のホールで上映しています。
なんでだろうと思っていたのですが、きっと恐らく、映論審査を通してないんじゃないのかな、とか考えたり。
最後のエンドロール後に、いつもあるそれがなかったから。
まぁ、わからないのだけれど。


とてもよかったです。
この作品、元々映画として製作されたものではなく、
2010年1月17日、阪神・淡路大震災後 15年特集としてNHKにて放送されたドラマを劇場用に再編集したもの。
また、ラストで登場する東遊園地の追悼のつどいは、放送当日1/17の早朝に実際の現場を撮影し、編集、放送されたとか。


当時の私は10歳。小学4年生だった。
何を、考えていただろう。
その日の給食と、放課後と、ミニ四駆のことしか興味のなかったあの頃。
何も、考えていなかったんじゃないかな。

今思い返してみても、当時の私にとっては他人事でしかなく、
口では「大変だねぇ」なんて言いながらも、
学校休みになって、宿題とかないんだろうなーとか。
そんな気持ちを、森山未來が代弁してくれたような、そんな気分で。

きっとね、何も、考えていなかったんだと、思う。
当時、伯父が神戸に住んでいて、震災にあったものの大した被害も無く家族みんなで「あぁ、よかったね」なんて。
その一瞬で、忘れてしまうくらい。
その日の給食と、友達と何をして遊ぶのかに考えが移行されてしまうくらい、考えていなかったんだと思う。


そんな私が、15年経った今、映画を観ることで
少なからずこの震災について思いを巡らせている。のかなぁ。半信半疑。
でもね、なんだか、すごいなぁ。すごいよね。
映画って、物語って、すごいと思った。
だから、いいんだよね。


森山未來、佐藤江梨子の、どこかぎこちなさをこちらにも感じさせる自然な演技と、
最後のシークェンスにさしかかる際の2人の走る、あの演出が、今でも頭に残っている。
ちなみに、主演の2人は当時震災を体験している。
だからこその、あの演技だったのだろうか。どうだろうか。


当時を生きていた、色んな人が観たらいいと思った。
そんな作品でした。
都写美では、来週日曜まで上映しています。
興味のある方は、是非足を運んでみてください。


P.S.
TBSポッドキャストDigで聴いた、岡宗秀吾さんの話は、涙が出るくらいよかった。エロと笑いと感動のある、いい話だった。
もう視聴期間が過ぎてしまったようで、残念だけれど。
その片鱗は、こちらのリンクあたりで感じていただけたら。
Dig 放送後期 1月14(金) 、 大根仁さんのブログ
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by arittakewinds | 2011-02-06 11:19 | memo
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