メモ192
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SOMEWHERE


やっと観てきました。観たい観たいと思いつつ、やっと。
「ロストイントランスレーション」のソフィア・コッポラ監督最新作。
とても、よかったです。
また、よく考えると久々に邦画以外を観たな、と。
「ソーシャルネットワーク」以来かもしれない。


この映画は、父親と娘、その2人が過ごした短い時間を軸にした話。
私自身、まだ結婚もしていなければ、もちろん子供もいないので
頭の中で想像したりしながら、物語を追いかけていました。


父親と、娘の関係ってどんなものなのだろう。
私には妹が1人いて、彼女と父は、どんなことを2人で話したりしていたのだろう。
妹が、娘を演じたエル・ファニング( 最高にキュート!)と同じ11歳だった頃。
私は14歳の、中学生。
剣道に明け暮れていた、あの頃。
父と妹についてなんて、考えたこともなかった。なぁ。
妹は反抗期とか、だったりしたのかな。もう少し、後だったのかもしれない。


物語の中で、娘は反抗期など微塵も感じさせず、
とても落ち着いた、できた子供を演じていたように思う。

例えば、朝起きると知らない女性が部屋にいて、朝ご飯を一緒に食べている。
それでも父親には何も言わない。少し、反抗的な目つきをするけれど。それも一瞬のうちに消えてしまう。
父親は、そのことについて何も口にしないし、ばつが悪そうで、できない。

なんだかね、不安になっちゃった。観ていて。
主人公である父親の、倦怠感やら空虚感みたいな部分と、
まだ大人になりきれていないというか、どこか子供な部分が、どうしようもなくて。


カードゲームをして、卓球をして、プールに入って、云々。
初めて一気に、一緒に遊んだ娘は、父親は、どんな気持ちになるのだろう。
なんだかね、想像したら不安になっちゃったんだなぁ。
だからね、後半の車の中でのシークェンスで安心したんです。
だってそうだよね。そりゃそうだよ。って。
観ていない人には、なんのこっちゃなくだりになってしまって。ごめんなさい。


観ている中で、驚きだったのは
車のトランクに位置する部分が、主人公の乗るフェラーリは前についていたこと。
最初、エンストでエンジンを見るのかと思った。
車を降りて、フロントガラスの前の部分を持ち上げて、荷物を取り出した、あの瞬間。
思ったよね。LAって、違うわ。と。
でも、そんな私の驚きをさらに覆したのは、ラスト前に出てくるタクシーのトランクは、私もよく見知っているつくりだったということ。


主人公のスティーヴン・ドーフはかっこいいし、
娘役のエル・ファニングは可愛すぎるしで、
ソフィア・コッポラのこの独特な作風に絡み合う
キャスティングの成功具合に感服するだけでも、価値がありそうな、
そして最後には心にグッとくる、そんな映画でした。
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by arittakewinds | 2011-04-17 00:53 | memo
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