メモ111
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今年初めての、読書後記。

色々読んだような気がするけれど、
読んでないような気もします。


とりあえず、その中でも数冊を。


左から、

「 太陽の塔 : 森見登美彦 著 」

この本は、著者のデビュー作でした。
近作しか読んだことがなかったのですが、
一作目からずっとこの人は京都を舞台にしているのだなぁ、と。

読んでいて思ったのが、
やっぱりこれは頭のいい人が書いているのだなぁ、ということ。
頭がいい故に言い出す変なことってあるじゃないですか、言葉にしずらいですが。
なんか、そういうの。

文体もさることながら、やっぱりなんだかおもしろいです。



「 シンデレラ・ティース : 坂木司 著 」

この人の本は、読むの2冊目。
以前読んだ「ホテルジューシー」の姉妹本になるようで、
上記作品の主人公とメールや電話する場面がちらほら出てきます。

舞台は歯医者なのだけれど、本当に、知らないことが色々出てきました。
まず、歯ぎしりってあごに100キロ以上の力が入っているだなんて、想像もしていなかった。
無意識に100キロって!
あと歯科技工士という職業だったりとか。
ハミガキって、ついおろそかにしまいがちな私にとって、とても有意義でした。
今は会社でも昼食後ハミガキしています。



「 青色讃歌 : 丹下 健太 著 」

第44回文藝賞受賞作。
帯に書いてある、選考委員絶賛!という文字に、ちょっと騙されたかなという印象。

決してつまらなかったわけではなく、
むしろさらーっと読みやすく、嗚呼、これこそ現代小説って感じで。
いい感じの発泡酒って感じです。サイコーってわけでも、麦酒ってわけでもなく。

でも読んでいて感じたのは、
28歳でフリーターで、彼女を好きで、なんだかちょっと振り回されてて、
でもきっとそういうのも嫌じゃないんだよねぇ。
といった、なんだかそういう現代人っぽい感じが、今っぽくて、選ばれたのかな、と。
いや、違うか。なんか。


あと、読んでいてずっと気になっていたのは、主人公はずっと苗字で表記されていたということ。
下の名前は、ほとんどでてこなかった、なぁ。



「 カツラ美容室別室 : 山崎ナオコーラ 著 」

こちら、先日より著書「人のセックスを笑うな」が映画化・公開された人の最新作。
芥川賞候補作品だったとか。

映画化されたものの原作もそうでしたが、テンポよく進み、あっさり読了。
TPOに合わせて着用するカツラを変える桂さんという美容師が出てくるのですが、
それがまぁ、現実離れしているというか、なんだか。
その離れ具合が絶妙に会わない感じがして、変な感じ。

主人公の、自分が傷つかないように心の逃げ道を用意していたり、準備をしている様はなんだかすごくわかった。
たぶん自分もそういう部分があるから、でしょう。
だからこそ、変な感じがしつつもすぐ読めたのかもしれません。

まぁ、とりあえず映画は今度観にいこう。永作博美とか、いい感じだしね。
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by arittakewinds | 2008-01-20 22:51 | memo
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