カテゴリ:memo( 208 )
メモ187
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酔いがさめたら、うちに帰ろう


新宿で観てきました。シネマート新宿。
観たいと思っていたのですが、一度機を逸してしまい、再上映といった形、なのかな。ちょうどよい時間だったので、ふらっと。

よかったです。
また、浅野忠信と永作博美。両名の演技がとても。


この映画は、原作である鴨志田穣氏の自伝小説をもとにされていて、
その中では「アルコール依存症」という病気が話の全体を覆っています。


アルコール依存症。
それは、飲酒のコントロールを喪失する病気で、薬物依存の一つ。
「わかっちゃいるけどやめられない」堂々巡りが起き、悪化すると肝臓病やがんなどさまざまなアルコール関連疾患を併発する、そんな病気。
現在日本には、発病者、そして予備軍合わせ450万人いると言われています。
>映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう」より



本当に、アルコールって、怖い。
私自身も、この年末年始、飲みに行った次の日の朝起きると感じていました。
アルコールって、怖い。と。頭痛の真ん中で。


みなさんは、お酒を飲んで失敗したこととか、ありますか?
私は、ある。もちろん、あります。
酔って寝てしまい、電車が終点まで行ってしまったことや、
普段は諦めたりするような距離を、無理矢理タクシーで帰っていて大出費だったり、
遅い時間に、何度も電話をしてしまったり、
家の鍵を無くして、夜中に迷惑をかけたり、
数え出したらきりがない、色んな、失敗をしてきました。

それらの失敗を思い返すと、今でも迷惑をかけた人に、申し訳ない気分でいっぱいになるんだなぁ。
だって、自業自得でしかないのだから。
アルコールって、本当に、怖い。
昨日も友人と飲んでいて、ワインを1人1本以上空けてしまい、今このキーボードを、ふらふらながら叩いています。
今後は、自重しながら、アルコールと付き合っていきたい。
と思いながらも、変わらないのかもなぁ。いや、変えていきたいです。
世の中の大半が、軽度のアルコール依存症なんじゃないか、なんて思う毎日。


とても印象的だった永作博美さんの台詞。
「悲しいと、嬉しいが、もうどちらかわからない」
「悲しいで身体が満たされてしまって、それが悲しいのか、嬉しいのかの判断が、つかなくなってきている」
こんな内容のことを、言ったんです。
元旦那の身体のことを、医者から聞いて。
涙が、出るかと思った。
出そう、でした。


来月上映開始する「毎日かあさん」は、流れでいうと、
ちょうどこの映画の続きのようなところになるとか。
旦那側の原作と、妻側の原作で、それぞれ映画が作られるって、すごい。
きっと、私は観に行きます。
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by arittakewinds | 2011-01-16 11:20 | memo
メモ186
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愛のむきだし


ヒューマントラスト渋谷で現在行われている園子温監督特集の
第1弾として、観てきました。
実際の劇場上映時期は、2009年の年始あたりだったので、まさに2年前。
今月末に、監督の最新作が公開するので、その事前特集といった形なのだと思う。

一言、おもしろかったです。
237分という、長尺にも関わらず、退屈せず観ることができたのは
きっとその展開の激しさと、そのむきだし具合に、引き込まれていったから。
そう、本当に、笑ってしまうくらいのむきだし映画でした。本能が。


大きく言えば、ボーイミーツガール。
そしてその中で散りばめられているさまざまなキーワード。
暴力、宗教、盗撮、変態、そして愛。
全ての感情が、あらわになって展開されていく。
人は、そうやって生きることで変態足り得るのかもしれない。
だからこそ、登場人物たちは、自分の異常さを肯定しながら進んでいくのかもしれなかったんだ。とかなんとか。



今この時分、愛をむきだしに生きることができているのだろうか。
なんて、帰り道考えていました。自問自答。

また、愛と恋って、どう違うのだろうか。なんて。
「愛」は、心が中心に存在する、真心として、人間的/精神的とされ、
「恋」は、心が下に存在する、下心として、動物的/身体的に捉えたりすることが、あるとしたら。
この映画で表現したかったのは、「愛」なのか「恋」なのか。
本当は、「恋」だったんじゃ、ないのだろうか。なんて。


だからこそ、「愛のむきだし」というタイトルは、
不可思議で、異常なものになってくるんじゃないのかな。
そこが魅力的に映り、変態の集まりばかりである映画業界的評価が異常に高い、のだろう。

実際、この物語は自己投影できるような内容では一切なく。
大きくフィクションであり、コミカライズされたその中で表現されているから、おもしろいのだと思う。
4時間なんて、あっという間なのだ。
インディーズ映画的、エンターテインメント、ここに。と。
役者が本気で演じれば演じるほど、滑稽に、狂気に、そしてラストシーンへと帰結していく。
だからね、よかった。少しだけ、最後は何とも言えない感じだったけれど。


最後に、「悪人」でも素敵な演技を披露していた満島ひかりは、
今後どんどん映画女優として出てくるんじゃないのかと感じたのは、事実。
可愛かったです。
あと主演の西島隆弘は、男版堀北真希にしか見えなかった。


DVDではなく、映画館で観るのをお勧めしたい。そんな映画でした。
DVDで観るなら、ノンストップで観ることを、お勧めします。
あー、そうだね。今年は、沢山の映画を、観に行きたいし、観に行こう。
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by arittakewinds | 2011-01-09 12:13 | memo
メモ185
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ノルウェイの森


ちょっと前に観てきました。
村上春樹原作の、長編小説を映画化。
主演松山ケンイチ、そして菊池凛子に、新人水原希子など出演陣もなかなか。
他にも糸井重里、細野晴臣、高橋幸宏など、
おっと思わせるキャスティングも素敵でした。


それにしても、よく映画化したなあ、と。
ますはそれが感想でした。
ちなみに、村上春樹原作の映画化作品では、「トニー滝谷」が好きです。


この映画を観ていた時にふと感じたこと、
それは、人はいつの時代の話でも、受け入れてしまうのだなぁ、ということ。

原作である「ノルウェイの森」は、1987年に出版され、既に23年経っている作品で。
つまりね、私が生まれて「小説」なんてものがまだまだ読むことが出来ず、
「じゅーす!」や「これ、すきー!」なんて子供然と何も考えていなかった頃に、
大人のみんなが頭を悩ませて読んだであろう話なのだ。
そんな話を、26歳になった私が、映像化されたそれを観ている。
すごいな、と。思ったわけ。
物語って、文章って、言葉って、すごいんだなー。なんて。
思ったりね、しながら観てました。



先日上司から「最近は飲み会に行ったら自分からはあまり話をしないようにしている」といった話が。
それはどういうことかというと、何度も同じこと、昔話をしてしまうのだとか。
そんな、一見「過去の話」が、今も私たちの間では「聞いた瞬間に、今受けた新鮮な話」となったり、するんだなぁ。
過去の話は、新鮮な話なのだ。
だからこそ、私たちは日々新旧問わず「物語」を、求めてしまうのかもしれない。
そう、どんな話もね、新鮮なんだよ。
だから毎日が楽しくて、毎日が驚きで、とめどないのだろう。


どうしようもできないことだらけの映画だった。男女の。
そう観終わった時の感想を言われ、まぁ、そうなのかもしれないなんて。
ここに出てくる全ての人物たちの行動が、気持ちが、どうしようもできないんだよ。
それは、「不可能」という意味ではなくて。きっと。
「どうしようもできないくらい」の感情の中で、動いている。
それが、どうしようもできないこと、だらけになってしまっているんだよね。

どうしようもできないくらいの気持ちの中で、
今私たちは過ごしていますか。ね。
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by arittakewinds | 2010-12-23 09:48 | memo
メモ184
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劇団四季 サウンドオブミュージック


先週行ってきました。劇団四季は初めてで。
思っていたよりも劇場自体の大きさは小さくて、それもまた新鮮で。

よかったです。
何より、懐かしい曲の面々が。

「そうだ、京都 行こう」の「My favarite things」や
「Sixteen Going On Seventeen'」「Edelwiss(エーデルワイス)」、
そして「Do-Re-Mi(ドレミの歌)」

聞いたことあるある、とつい口からことが出てきそうな
そんな曲ばかりで不思議な気分で心がいっぱいになりながら
その歌声と演技を観ていました。


曲というものは、ふとした瞬間に感じるのだけれど
とても記憶と連結しているように思う。
そのリズムが、その音域が、昔の記憶をフラッシュバックさせる。
そういったことって、ないだろうか。
私は、ある。それもとても頻繁に。

例えば、小学生から中学生に切り替るあの春休み。
ちょうど買ったaikoのアルバム(花火とかカブトムシとかが入ってるやつ)と、古本屋でシリーズ物で買った小説5、6冊。
アルバム一枚をずっとリピートしながらその小説を読みふけったり、ご飯食べたりね、していた。
今も、aikoの曲を耳にするとその中でも印象的なシーンが、思い出されたり、されなかったり。なんて。

他にも、曲を聴くと思い出す自分って、あるんだなぁ。
食よりも、記憶に連結しやすいんだと思う。
そうだよね。


映画の「サウンドオブミュージック」を初めて観たのはいつの頃だっただろう。
もしかしたら、それぞれの曲全てがこの映画で知ったものではないのかもしれない。
CMやドラマ、テレビの中で使われ続けることで、耳に残っていたのかも。
自分がそれを知ったきっかけって、そんなにわかりやすくあるものでは、ないんだよなあ。

もう、16歳でも17歳でもない自分が、その頃の自分を思い出すには、何を媒介にするべきなんでしょうかなんていいながら、今日はこの辺で。
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by arittakewinds | 2010-11-27 17:11 | memo
メモ183
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REDLINE


観てきました。アニメの映画です。
小池健 監督、石井克人 原作/脚本の最新作。

以前より石井克人さんの作品はすきだったので、
その流れを汲んでいるということで期待して観てきました。


よかったです。
スピード感があり、一種の2時間ミュージッククリップかと感じさせるようなその印象は、小池、石井両氏のこれまでの作品に通じるものがあったようななかったような。

俳優陣も、主人公は木村拓哉、ヒロインは蒼井優。
脇には浅野忠信と、とても豪華な顔ぶれでした。
私は最後まで誰が誰だかわかりませんでしたが。


宇宙最速を競うレーサーたちの物語。
彼らは自身の力という力を出し合い、回りを蹴散らしながらも走り続ける。
どんな障害が発生しようとも。

こんな、自身を信じて走り抜けるなんてこと、普段はどうだろう。
走り抜けるように生きているだろうか。
私はね、走り抜けたい。走り抜けるよう、不格好なフォームで走ってる、つもり。手や足をバタバタさせながら。


この作品の中では、主人公もヒロインも、ライバルレーサーたちもみんな、最後まで走り抜けようと力を振り絞っていました。


そういえば、会社の同期や先輩たちが、マラソンの話をこの前していたなぁ。
入社して1、2年目あたりは、たまに走ったりも、していたっけ。
身体を動かしたい今日この頃。
また、ランニングシューズを引っ張り出しても良いのかも。
だって、秋だもの。


疾走感のある、音とスピードを体感できる映画でした。
何も考えずスカッとしたいときにでも、どうぞ。
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by arittakewinds | 2010-10-17 14:41 | memo
メモ182
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悪人


観てきました。少し前だけれど。
吉田修一原作、李相日監督。

よかったです。
といっても、楽しく心が高揚する良さ、ではなく。
以前観た中で言えば、中島哲也監督の「告白」に近い後味でした。
内容は全然違うけれど。
後々考えさせられる、そんな後味のある映画でした。


タイトルにもある「悪人」とは誰なのか。
そんな問いを、観終わった後にその場の誰かとしたくなる。
しても良いのだろうかと考えたくなる。

ぼーっと帰宅するその道中、考えていました。
私もあの中の登場人物足り得たとしたら、悪人だったのだろうか。
きっと、悪人だっただろうと。


小学生の、あの昼休み。
図工室でみつけたスプレー缶で遊ぼうとした私たちは、眼前の壁に向けてノズルをかざし、そのスイッチを強く押しました。
その瞬間、赤く染まったのは壁だけでなく、2人の小学生。
勢いが強かったその塗料は壁から反射し、私たちの服や顔を塗りたくっていました。

半泣きになりながら教室に戻った私たちが
午後の授業の初めに先生に言った言葉は、「上級生にやられた」でした。
その後、上級生の教室に連れて行かれたり、色々と絞られ、結末は、どうだったかなぁ。嘘がばれて、怒られたんだっけかな。
でも今あの頃の私たちを思い出すと、嘘つきの、悪人でした。
知らない誰かに罪をなすり付けた、意地悪い悪人。
人は、感情の起伏によって思いもがけない言葉を発してしまうことがある。それって、仕様がないことなのでしょうか。割り切っちゃいけないことなのでしょうか。


作品の中では、登場人物のどうしようもない感情の流れが沸き起こります。
出会い系サイトで知り合った男女が、
その何もない地方の田舎でこうして身体を重ねあうそれは、
どう判断されるのだろう。あの、荒々しくも、悲しいそれは。
でも、そういうものなのかもしれないなんてリアルさがあり、また何が正しいのかがわからなくなっていったり。



何が正しいか、何が悪いのかわからなくなった中で、
唯一確信を持てたことは、九州弁を口にする深津絵里の可愛さ。
そして髪型、衣装などでどこまでも印象を変えることができる女性の恐ろしさを感じました。

最後に、個人的にはあと30分くらい長くてもよかったんじゃないかなと。
でも、よかったです。
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by arittakewinds | 2010-10-17 14:38 | memo
メモ181
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トイストーリー3


観てきました。
PIXER最新作にして、彼らの看板作品の完結編ともいうべき本作。
予想以上に、いや、予想通りに予想以上の素晴らしさでした。
最高のエンターテインメイント作品とは、こういったものをいうんじゃないか、というクオリティを目の当たりにして。

実はこの「トイストーリー」という作品、前作「2」すら観ていませんでした。
そこから、テレビ放送で「2」を視聴し、この「3」を観る前日にはICCで行われていた「トイストーリー3の世界展」にまで足を運び、今に至っている。
それぐらい、感動してしまったわけですよ、まず「2」を観たことで、ね。


今回映画館で観た「3」では、一貫して大きなテーマがありました。
それは、「成長による旅立ち」だったんじゃないでしょうか。

私たちは、生まれてから様々なタイミングでの成長フェーズを越えてきました。
初めて言葉を発したタイミング、2本の足で立ち上がったタイミング、
はたまた小学校へ入学したタイミング、受験、就職、結婚、、、etc
その中で、初めましてをしたもの、別れを告げたもの、様々だったと思います。

私も、上京するタイミングで多くの漫画本から旅立ちを経験してきました。
生まれて初めて自身のお小遣いで買ったドラゴンボール28巻。
買った次の日に妹によって塗り絵と化してしまったダイの大冒険6巻、、、etc
思い出しただけで、懐かしい。また、あのページをめくりたい思慕の念に駆られることも、あったかなぁ。

皆さんには、そんな想い出の詰まったものからの旅立ち、ありましたか。

彼ら、この物語の登場人物たちは皆、そんな場面に遭遇しました。
予想していた事態。覚悟していた事態。
だから私たちは彼らに、そして彼らの持ち主それぞれに感情移入し、心を揺さぶられるのだと思う。
今まで経験したことのある自身の記憶が繋がり、「あぁ、あいつらもこんなに必死に想っていたのかもしれない」とどこかで引っかかるものを感じることで、心が揺さぶられたのだと想う。
だから本当に、最後のシークェンスでのウッディの台詞は沁みました。
PIXER、あんたたちはすごいよ。


きっと、まだまだ上映は続くと想いますが、
興味ある方は是非劇場に足を運んでみてください。
今年のオススメ映画の1つに、確実に入る1本だと想います。
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by arittakewinds | 2010-08-14 23:08 | memo
メモ180
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夜はやさしい Tender is the Night


日本科学未来館にて。
久々のプラネタリウム、以前数年前に友人たち5〜6人で行った以来かな。
よかったです。

谷川俊太郎さんの詩に、麻生久美子さんの朗読、そしてプラネタリウム装置である MEGASTAR-Ⅱ cosmos が映し出す世界6つの地からの星空たち。
優しい言葉と声が相まって、うとうとしそうになったのは、後日談として。
「見て聴く夜」 といったコンセプトの中作られたこの企画は、とても柔らかい印象の内容で、気持ちよかったです。
あれを子守唄に眠りたいなぁ。


プラネタリウムというと想い出すのが、地元にあったあのプラネタリウム。
なかなかどうしてこうして大きなそのプラネタリウムは、フジテレビの建物を設計した方が同様に携われたということもあり形が似ていて、子供ながらに「これすごいかっこいいぞ!」なんて中に入る際は心が躍ったのを今でも思い出します。

小学生の頃は入りたくて仕様がなかったその建物も、
高校生になり、毎日のように建物の前を通るようになるとただの変な形をした建物、といったイメージで気にもとめない存在となっていきました。

それでも、やっぱり思い出すと 「 プラネタリウム = 地元のアレ 」 なんだなぁ。
やっぱり、なんだなぁ。

私たちにはそういった場所が、いくつもあると思います。
子供の頃の体験が、心の中に、記憶の中に今でも息づいている。
そんな場所が、いくつもあるんだと、思います。
デパートの屋上かもしれない。大きなグラウンドかもしれない。いつか汗をかいて登った、山頂の景色かもしれない。
あなたの場所は、どこに、何があるでしょうか。
きっと私にも、他のどこかに行った際に思い出す場所が、まだまだあるのだろうな。


日本科学未来館では、他にも今は「ドラえもんの科学みらい展」なども展示されています。
興味のある方は是非。
にしても、すごい人気のようで、朝一番に並ばないとチケットがとれなかったです。そこは、要注意。
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by arittakewinds | 2010-08-14 12:09 | memo
メモ179
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clammbon live tour『2010』@中野サンプラザ


素敵な音楽と、空間を堪能してきました。クラムボンのワンマン。
彼らのライブは一度、Sense of Wonder というフェスで聴いたことはあったのですが、ワンマンは初めてで。
文句なしで素晴らしいライブでした。
約2時間のその時間が今までで一番早く感じたかもしれない。

セットリストは、もうほぼベスト盤なんじゃないかって言うくらい。
ゲストには徳澤青弦カルテットが登場するなど、生音を存分に楽しむ為の仕掛けもたっぷり。


聴きながら、思い出していました。
彼らの曲をしっかりと聴き出したのはいつ頃だったのだろう。
デビューは私が中学生の頃。当時は、知らなかったなぁ。
しっかりと認識し、CDを手に取ったのはきっと、大学生になってからだったと思う。
だらしなく友人宅に毎日集まって、お酒と音楽とゲームに明け暮れたあの大学時代。

思い返してみると、私が今聴いている音楽の大半は当時の友人たちに勧められたものばかり。
本当に、知ることができて、よかった。みんなにありがとうを言いたいよ。
みんなが教えてくれなかったら、あの時間を、お金を出して体感しようなんて思わなかったもの。


ライブ会場を後にし、一緒に来ていた後輩とビールを飲んでいる時にも話したのだけれど、
ある種の「物足りない」といった感情がふつふつと起き上がってくるのを感じていました。
でもそれは、マイナスの意味ではないんです。
むしろ、思いっきりプラスの意味で「物足りなかった」。
こんなに素敵な時間を、こんなにすぐに終えてしまうなんて、もっともっと聴いていたい。欲求が聴いたことにより、より膨らんでしまった。そんな感じ。

そんなことを感じさせてしまうクラムボンというバンドに思いを馳せながら飲むビールは、またこれ格別で。
白レバーの焼き鳥も、美味しかったね。


9/5(日)には、よみうりランドで野外ライブをするそうです。
私は当日結婚式への出席のため不参加ですが、野外で彼らの音楽を聴きながら飲むビールは、最高なんだろうなぁ。
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by arittakewinds | 2010-07-24 18:28 | memo
メモ178
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佐藤雅彦ディレクション"これも自分と認めざるを得ない"展


夏空の下、行ってきました。21_21 DESIGN SIGHTにて。
とても楽しい展示でした!


この展示のキーワードは「属性」
それは一般に「個性」や「自分らしさ」と呼ばれるものに近いもの。
いつも私たちは、誰かのことに対して「あの人は個性があるよね」などと言ったりする。個性がつよいことは、あたかも「強い」ことかのように。ではあなたは、あなたの「個性(もとい"属性")」をしっかりと理解していますか?
答えは、半分イエスで、半分ノー。
名前だって、血液型だって、自分の性格だってだいたいは理解しているけれど、例えば誰もが違う形をもっているだろう指紋の特徴は、わからないよね。

近年私たちの日常生活では、防犯や、より快適な暮らしを楽しむために、個人を特定する技術や方法が急速に開発され、様々な場面で応用されています。それは言い換えると、例えば指紋や静脈といった人の「属性」が、自分自身から切り離されて一人歩きする社会が、身近に迫っていると言えるのではないでしょうか。 - 佐藤雅彦


本展のメインディレクター、佐藤雅彦氏は言う。
「あなたが気付いていない“属性”はまだまだあるんだよ。」と。


冒頭で「注文の多い展覧会」との注釈とともに、氏名・身長・体重・虹彩を計測することになるこの展示、任意とはいえ、計測しないと80%以上損してしまうんじゃないかと思います。是非。


私たちは、日々生活をしている中で、
他人についてはいつも目にしているけれど、自分に対してはどのぐらい意識して過ごしているだろうか。
もちろん、身だしなみには気を配っているだろうし、太った痩せたを気にしたりもしているかもしれない。
じゃあそれ以外で気にしていることって、なんだろう?

私は、何を気にして生きていただろう。
私は、何を気にされながら生きていただろう。

そんな自問自答と、ある方向の「属性」を色々と見せてくれる展示が、この展示でした。
たぶんね、全ての展示を体験、体感し、「わかった」と思う人なんていないんだと思う。
「結局、まだまだわからないなー。ヒトって」と感じるんじゃないかな。
でもだから、わだかまりが残っちゃうぐらいの余白があるからこそ、そこも含めて、「自分と認めざるを得ない」んじゃないかって。
わかりすぎるというのも、考えもの、なのかもしれない。

展示は始まったばかり。11月まで行われています。
ちなみに、私の一番のお気に入りは「金魚が先か?自分が先か?」という展示でした。
六本木にいらした際は、是非新しい自分を捜しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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by arittakewinds | 2010-07-24 17:53 | memo